安心して観られるお決まりと、価値観を揺さぶる物語。その対立を丁寧に積み上げたうえで、すべてをぶち壊す後半の暴走展開。ゾンビ、チェーンソー、UFO――一見ギャグのようでいて、実は「物語とは何か」を鋭く突きつけてくる構造が秀逸。日常の食卓から始まる小さな衝突が、創作の価値という大きなテーマへと一気に跳ね上がる。荒唐無稽なのに、妙に現実的。笑って終われない、現代的な風刺が効いた一編。
売れない作家である旦那。そんな彼を支える嫁。どこにでもいる夫婦の会話に差し込まれる、「お疲れ様刑事」というドラマの音声。そんな、穏やかで居心地の悪い空間。ぶち壊してくるのは、昨今話題になっているアイツだ!もしかしたらこの物語は、いずれわたしたちの身にも起こりうる出来事。一度、読んでみてほしい一作です。
週末の素敵なディナーにも無関心な夫。妻が求めたのは“予定調和”と安定した未来。何時の間にかスレ違った二人が目にした混沌の正体は?確かにこの展開になれば、バズる事は必至。大衆が支持するのはAIディストピアかも知れません。しかし、そこで立ち止まって考えようとする人の物語です。今、だから読んでみてください。
面白かったです。けらけら笑ってしまいました。主人公である倦怠期の妻が好きです。週末を迎えるテーブルはワインを含めて私好み。倦怠期の夫のくだらない発言が、めっちゃいい!完全に私のツボにハマる設定です。そして肝心の予定調和の刑事ドラマが、最高!XでAI騒動が起きている今、カクヨムの皆さんに読んでほしい作品です。ちなみに私は2度読みしました。