フェルマーの最終定理。数学界が総力を上げて(時にほぼ諦められながら)350年以上の歳月を費やして証明された定理です。知っている人は知っている(なお証明はクソムズイので私はいまだに理解できていない)。
そんな史実の逸話にちょっとしたエッセンスを加えるとあら不思議。とたんに素敵な物語が生まれます。
余白が狭すぎて書けないという有名な逸話。しかしその余白が定理のそれでなく愛だとしたら? やはり言葉にするには余白が足りないかもしれませんし、その余白が少しでもあるから美しいのかもしれません。
短い中にギュッと魅力を詰め込んだ掌編。定理を知らなくても、それにまつわる逸話を知っていれば楽しめます。そんな作品です!