真実の鏡は、その男に何を映すのか。

なぜ彼は家族を失ったのか? なぜ鏡は彼を映したのか?

極限の選択を迫られた男の弱さと、彼が直視を拒んだ残酷な真実が、緻密で緊張感のある筆致で描かれます。

終盤、鏡が映し出す決定的な真実と、一筋の光となるトパーズの描写は圧巻。
悲劇の後に、魂の再生を誓う主人公の姿に、えも言われぬ気持ちになります。
ここには正解が、ありません。

衝撃的な展開と文学的な深さを兼ね備えた、息をのむサイコ・サスペンスです。
ぜひ、その鏡を覗いてみてください。

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