夫を殺した男の息子と再婚せざるを得なかったザベルの人生に思いを馳せる

夫を殺した男の息子と再婚せざるを得なかったザベルは、どんな気持ちだったんでしょうか。再婚するつもりがなく修道院にいたのに、妊娠させられて凌辱した相手と結婚するしかなかったとは……切ないです。

いくら7人も子を成しても、始まりが間違いだった夫婦は、最後まで心を通わせられなかったのではないでしょうか。

歴史書には、彼女の心境まで書かれているわけではないから、全て想像するしかないですが、こうだったんじゃないかなと本作を読んで彼女の人生に思いを馳せました。

その他のおすすめレビュー

田鶴さんの他のおすすめレビュー433