無邪気で楽観的な結末を、物語は許さない。ぴりぴりと肌を刺すような緊張感漂う会話劇が、一人の令嬢の運命を翻弄します。日常なんてガラスのように砕け散ってしまうもの。そう感じさせます。
人外と人間の絡みがとにかく好きです。 なので作品にもやたら人外が出てきます。
作者さんの筆力と構成意識の高さが、冒頭からはっきり伝わってくる作品でした!「――間に合わなかった」という導入から一気に沸き起こる緊張感。その後も感情・状況・政治的な危うさを途切れさせずに積…続きを読む
この作品の魅力はドラゴンと人間との絆を、様々なイベントを通じて描写されている点です! この物語の世界観が示された後に、主人公たちの信念や社会的な制約により、板挟み状態に陥ります。 その時のキ…続きを読む
婚約者を王命によって失った主人公が、忘れ形見と共に復讐の道を歩んでいく異世界ファンタジー作品です。主人公は家名を失う日が間近に迫った令嬢。彼女に非はまるでなく、貴族の証であり剣でもある竜を寿…続きを読む
泣きも叫びもしない令嬢の怒りは、美しいとさえ思えました。
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