一味違う、変化球の転生もの

一種の異世界転生ものと言えるファンタジーですが、転生元も異世界風。転生先に至っては壺の中(?)。変化球の異世界ものですね。

ほとんど台詞がなく、主人公であるウィルミアの一人称描写だけで話が進みます。彼女の語り口調は、基本的には堅めなのですが、時折入るユーモラスな言い回し(それでも、基本的には堅いのを崩さないのが、彼女らしい)が、面白い。

序盤は独白が多めで、話がさほど大袈裟に動きません。それでも、主人公ウィルミアの語りの面白さだけでも、十分に読ませる力がある物語です。

もっと登場人物が増える中盤以降(流石に二人だけで話が進むということもない……ですよね?)、どう話が進むのか、興味が尽きません。