38話までを拝読してのレビューです。
遠く王族の血を引くものの、今は不遇なラーラマリー。重い病の弟を救うため、竜の生贄になれという王命に従います。
しかしそれは「竜の心臓」を奪い取り、弟の体を治すためだった――!
前向きで愛に満ち、でも武芸はからきしのヒロインが、とにかくかわいい!(どうやって竜を倒すつもりだったん……?)
これじゃ竜の森で出会った謎の男ジークが惹かれるのも仕方ありません。
まあこのジークが素で愛をダダ漏らせていて(*´ェ`*)ポッ
告白するまでも長いのですが、早くハッキリしろ!と何度もツッコミを入れました。
でももちろんジークには、気持ちを伝えるのをためらう理由があり……。
彼が背負った孤独と王国建国の謎。
それらを彩って舞い上がるリュスタールの花が印象的です。
(空想の花だそうなので、好きに想像してヨシ!)
家族の絆、相手の幸せを願う心、強さへの憧れ。
それがゆえにこじれてしまう人の想いを存分に描いています。
物語は間もなく佳境、力強く前を向くであろう彼女たちの結末に期待しています!
すべてをさらけ出し、二人で選んだ未来なら――何があってもきっと乗り越えられるから。
森には恐ろしい『花喰い竜』が住んでいる。
病弱な弟を抱えながらも、父と母と、21歳のラーラマリーは貧しいながらも幸せに暮らしていた。
ある日、王都より書状が届き、ラーラマリーは命令によって城へと向かう。
そこで、王命がくだり、森に住む花喰い竜の生贄になることになった。
勝ち気なラーラマリーは竜の心臓を奪えば永遠の命を得られることを知っていた。
病弱な大切な弟のためラーラマリーは竜を殺し、その心臓を奪うことを決意し、森に足を踏み入れるのだが──というお話です。
感想は竜とラーラマリー。無邪気な竜と威嚇するラーラマリーが可愛らしく、ほっこりさせてもらえます。
でも、ラーラマリーには花喰い竜の正体は秘密。なんて、こったい。
長生きな花喰い竜は、いつも孤独で淋しい生き物で、住む世界が違うんですけど、なにやら、先祖の系譜で竜とラーラマリーは引き合わされたような……。
徐々に惹かれつつある恋が見ものです。
どうか、どうか。孤独な花喰い竜が幸せになりますように。
オススメ作品です。