お前は誰だ?

気が狂ってしまうので、鏡に向かってお前は誰だと問うてはいけないと聞いたことがありますが、こんなのが映ったら問わずにいられないな……と思いました。

主人公はある日、マグカップの中に変なものを見つける。浮いてるんじゃなく、映っているのを。
マグカップだけじゃない、鏡でも水でも、反射するところならヤツはどこにでも現れる。
で、何やら予言めいたことを残してはすっと消えていく。

……お前は誰だ?って、訊きたくなりませんか。

いえ、そう問いかけちゃいけないのは鏡に映った「自分」に対してであって、得体の知れない予言者に対してではないのですが……このお話を読んで、なんだかずいぶん前に知ったそんな話が思い出されたのです。

しかしアイツ……何者なんでしょう。


なんだか軽いレビューになってしまいましたが、こちらの作品はホラーであって、私も「ヤツ」なんて絶対に見つけたくありません。そりゃ「誰だ」とは問いたいですが、実際にはその前に気が狂うことでしょう。

現実的に想像すればするほど恐ろしいお話です。寝る前に読まなくてよかったと思っているくらいです。

ぜひぜひ。

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