概要
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!佇む君の面影ぺたぺたこねこね。あわい繫がるバス乗り場。
怪異まみれのボーイミーツガール、なのでしょう。
主人公、嫌がっているみたいなのが面白いのです。きっとツンデレです。
もちろん受け取り方にもよりますけど、本作は怖いという印象よりは、どこかユーモラス。
主人公だけが見えるバス停に佇む存在。
気になって、それに関わる塑像を拵えたら意外な結末を迎えた。
そんな物語です。
主人公が自分から関わりに行くのを〝好奇心〟なのか〝呼ばれた〟かのどちらに解釈するかで印象が変わるかもです。
本作に限らず、二ノ前さんの描かれる世界は色々なものが詰まっています。
怖気や呑気、可笑しみや悲しみ、無残さや残念さ、愛らしさや惨たらしさ。
等など等など。
言葉になら…続きを読む - ★★★ Excellent!!!日常の中から垣間見える「異界」。本来交わるはずのないものだったが……
異界を覗き込む。そのワクワク感がふんだんに味わえてとても楽しかったです。
主人公は毎日のバス通学の途中、「不思議なバス停」を見つける。そこは自分以外の誰一人として存在を認識しておらず、おそらくは「異界の一部」なのだろうということがわかる。
ネットに出てくるような「きさらぎ駅」など。現世とは異なる空間に存在しているのがそのバス停であり、自分だけがバスの窓からそれを垣間見ることが出来ている。
この設定の段階でホラー好きの心は強烈にくすぐられました。バス通学という日常の時間の中から、ふと異界を覗き込める。
そしてその異界には、迷い込んだまま出られなくなったと思われる少女の骸骨が鎮座…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この出会いの齎すは
主人公は不思議なバス停でぼろぼろのセーラー服を着た骸骨を見つける——。
やはり、作者さまの描かれる女性はかわいらしくて好きです。なんだか、たまらなく愛おしくなるのです。
この作品に出てくる女性にもまた、ほっこりするような愛らしさがあります。骸骨だろうが服がぼろぼろだろうが、かわいい人はかわいいんですよね。
私はもう彼女がかわいくて満足してしまったのですが、主人公にとってこの出会いが幸せなものなのか、と考えると、ちょっと答えは出せませんでした。
個人的にはもう、ふたりには きらきらした日常を送ってほしいのですが、それにはちょっと不穏な感じのする場面があり……。
優しく、不思議で、けれども…続きを読む