燕の歌は男の傷を癒す
- ★★★ Excellent!!!
中華ものの作品ですが、後宮ではありません。
大きな商家を舞台としていて、まずその暮らしの解像度に驚きました。
食事、使用人の部屋、取引が行われる帳場の様子が細やかに描かれ目に浮かぶようです。
そして登場人物たちもひとりひとりが息づいています。私のお気に入りは女傑の風格がある叔母様と、その隣で一瞬ラスボスかと思わせたくせに実力は見せなかった叔父様カップルです(叔父様……まさか完全に叔母様のサポーターなのですか?)
現在文庫本一冊分程度の量で、第一章が綺麗にまとまったところ。主役の二人がそっと寄りそい始めています。繊細な二人の心の機微が伝わり、一気読みしたうえでレビューを書かせていただきました。
第二章にも期待しております!