小さい頃からそばにいた、足首だけの小さな友達。
- ★★★ Excellent!!!
自分にだけ見える友達を持つ子どもがいる。
少年は、その中でも特殊なケースに該当するだろう。
その友達が足首から下だけの存在だというのだから。
足首だけの友達は、いつも彼のそばにいた。
時には彼を励まし、その日も彼に危険を知らせた。
彼は帰らぬ人となってしまったが、そこで終われば良い話。
彼の近くには、足首のみならず手首もついていた。
その手首は、少年を動けなくした張本人だったようだ。
足首と手首は対だというが、本当か。
そもそも誰のものなのか。同一人物のものなのか。
語りたくとも語れない。
聞きたくとももう聞けはしない。
彼らの真意も、真相も。
だが、彼らには絆があった。
正体はわからずじまいでも、彼らにすでに命はなくとも。