長年の引きこもりから親孝行のために社会復帰を決意した主人公が、心霊スポットと噂される廃ビルの夜間警備に挑むコミカルな日常ミステリーだ。お気楽でポジティブな主人公の一人称視点でテンポ良く描かれ、入社祝い金を即座にくれる奇妙な社長や、都市伝説の裏にある大人の事情など、不気味さとユーモアが絶妙に同居している。これから始まる奇妙な夜勤への期待と謎が読者を惹きつける魅力的な導入部である。都市伝説や怪談の裏側を描くコメディが好きな人。少し頼りない主人公の社会復帰を応援したい読者におすすめできる。
テンポの良さとファンタスティックなお約束が癖になる傑作です。知らない人には申し訳ないですがが、インパクトはヘルシェイク矢野に勝るとも劣りません。おかげでファンタスティックという言葉を聞くと条件反射で「吉田」とつけ足してしまう呪いにかかってしまいました。どうしてくれるんだ⁉まぁ、何はともあれファンタスティック! な作品です。
引きこもり特有のわかるんだか、わからないんだか良くわからない話し方をする吉田が、自ら罠にかかりに行くバカ小説の皮を被ったホラーである。テンポが、とても心地よくつい引き込まれる……引きこもりだけに。ファンタスティック!!
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