転生したら監禁されてたカッコイイ系幼児と、美形の色白聖職者幼児と
- ★★★ Excellent!!!
――何もかもが清く美しい世界を、詩的な文体で彫刻している――
第1部を読んで、私はそう感じました。
第1部の主な登場人物は、主人公の転生者『少年』と、美形の色白聖職者『子供』の二人です。(第2部に入ると一気に増えだします)
レビューの都合上、美形の色白聖職者と書きましたが、見た目がそうなだけであって、意図的に何者かよく分からないようにされています。
どちらも見た目は幼いですが、『少年』は中身は高校生ぐらいで、詳しい記憶は飛んでます。
そして『少年』はスタート時点で手かせ・首輪つきで監禁されています。
……はい、ここまで読んだ時点で『ご馳走』だと思った癖の人は、この小説を読むのにとても向いています。(思わなかった人も逃げないでー!)
とにかく、かわいいショタと、かわいい性別不明が、拙いやりとりをしながら、監禁状態をどうにかして、謎の美しい箱庭のような幻想世界をウロウロするんですよ! つまり尊いのですよ!
……こういう『癖』がない方も、幻想世界が美しい文体で、頭の中に思い描けば美しいように、詩的に書かれているのは一読の価値があると思います。
また、スタート時点で謎だらけなのが、主人公と同じ目線で少しずつ明かされていく様子は、ミステリーものとして楽しいです。
さあ、貴方も『少年』と一緒に幻想世界に降り立って、まずは監禁されませんか?