恐怖とコメディが同居する、予測不能なクローズド・サークル

「犯人っぽい人は犯人じゃない」「ここで帰ろうとすると殺される」。

誰もが知る物語の法則が、現実の脅威として降りかかる緊張感。

​シリアスな状況なのに、主人公の心の声が冷静かつ少し自虐的で、そのギャップに不思議な魅力を感じました。

​天才作家「アリス」としての振る舞いと、等身大の「碧」の想い。二つの顔を持ちながら、この不条理なミステリー劇をどう生き抜くのか、応援せずにはいられません。

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