タイトルの通り、殺人事件などが日常的に起こる「ミステリーあるある」満載の世界に転生した主人公が、殺人事件に巻き込まれながら死亡ルートを回避する物語です。
ただのミステリーものとの違いはもちろん「メタ推理」。
ミステリー作家志望の主人公は、推理もさることながら「ミステリーの定番ネタ」から犯人を推理していくのです。
自分がミステリードラマを見ているときに大概一度は思うであろう心情が
主人公の口から語られると、ついクスっとしてしまいます。
もちろん、有能な探偵も登場します。
ミステリーものでは鉄板の名探偵の解説も満載。
ミステリー好きも満足できる、名推理は必見です。
ミステリー以外にも、物語が転生ものである以上、主人公はこの先どうなっていくのか、という疑問もあります。
私はいま一章を読み終えたところなので、この先の話がどう展開されていくかも楽しみです。
推理物、ミステリーものが好きな方は絶対に楽しめるかと思います。
(追記)
第一部の最後まで読み終えました。
メタといいつつもなんだかんだ中盤~後半はメタ要素以外でもしっかりミステリーものとして完成度の高い物語だったと思いました!
さりげない伏線と、納得のいく答え。
細かい疑問が綺麗にパズルのピースになって、ラストに一気に敷き詰められていく様子は御見事でした。
本作はまだ第一部完であり、これから先の謎も残されてはいますが、
第一部までのお話のどれもがしっかりと作られていて、とても楽しく読ませて頂きましたヾ(≧▽≦)ノ✨
富豪の所有する館、陸の孤島、脅迫状――ミステリー好きなら垂涎の舞台。探偵が活躍する(殺人事件が頻発する)世界に精神だけ転移してしまった女子大生が、メタ推理で事件に挑む。
メタ推理――過程をすっ飛ばして犯人を当ててしまう。当然、普通のミステリー好きな女子大生には探偵の推理なんてできない。結果から逆算してどうにか推理に辻褄を合わせようと必死で動く姿は、一生懸命でちょっとコミカル、でもそんなところがかわいい新米探偵です。
頻発する事件の他に、転移してしまった世界での人間関係、本物の探偵との対峙、元の世界の想い人との恋の行方――二つの世界にまたがる複雑な人間関係も魅力的です。読者もメタ推理で誰が怪しいのか探っていくうちに、意外な登場人物が好きになってしまったり、それぞれのキャラクターが個性的で魅力的でした。
ちょっと異色なメタ推理ミステリー……と思いきやなかなか本格的な謎が作品に潜んでいます。少し不思議なミステリー作品が読みたい方にオススメです。
主人公の碧はおとなしい女子大生
ミステリー作家を目指しているが、なかなか道のりは遠い
ところが、とあるきっかけで、異世界に!
そこで碧の魂は、人気作家アリスの中に入ってしまった
しかも、この世界、おそろしいことに、日常的にミステリーがごろごろと転がっている
さっそく碧は、人気作家アリスとして、事件にかかわってしまうことになった
赴いた孤島の館――なぜか、全員仮面をつけている
ヤバい
とても、ヤバい
これ、ぜったいに殺人事件が起こるパターンじゃね?
ミステリー好きの碧は、元の世界で得た数々のミステリーテンプレ知識を武器に、生き残りをかけて、事件に挑む!
1章につき1事件で、読みやすいだけでなく、
第1部が終わったときには、全編を通した大きな模様が描き出されているという満足感
キャラが独特の脱力感を持っていて、殺人や傷害事件が起こっても、暗くなりすぎない
ユニークでありながら、本格的なミステリー
ぜひ読んでみてください
大学生の碧はミステリー作家を目指しているが、いつも一次選考すら通らない。気になっている人に気持ちを伝えることもできず、自作のぬいぐるみ『ポポ』が心の支えだった。
ある日、碧は階段から転落。気がつくと異世界で『アリス』という作家になっていた。
しかしこの世界は、まるでミステリー小説のような世界。そんな中、アリスは孤島での懇親会に招待される……。
いかにも殺人事件が起こりそう! というシチュエーションで、本当に殺人事件が起きてしまう恐ろしい世界。果たして、碧の運命は⁉
ミステリー作家を目指しているから、碧が名推理を披露して事件解決……などという、単純なストーリーではないのが本作。いきなり一般人が大活躍などできるわけがない。
ではどうするのかというと、役に立つのが碧の「ミステリーの知識」。
要するに、「こういう人は犯人ではない」「こういう人が死にそう」といったメタ知識をもとに行動するのだ。
ある意味この世界においてはチートのような能力を持つ碧だが、下手をすると自分が怪しまれてしまうので、なかなか思ったように動けないのが辛いところ。
ミステリー好きなら気になること間違い無し! 一風変わった異世界のミステリー、ぜひお楽しみください!
推理小説を書くのが好きな主人公・碧が転生した先は、小説に出てくるようなミステリーの世界。
孤島に行ったら嵐で閉じ込められ、電話は通じず、「俺は部屋に帰る!」と言った人が殺される…まさにド定番のミステリー展開が続く中、碧は読者目線と小説の知識で犯人やトリックを突き止めます。
「この人は怪しすぎるから違うな」、「こんな展開、読者から怒られる」という視点のもと繰り広げられる推理がとても面白く、何度も碧と気持ちがシンクロしました。
また読んでいくうちに碧が転生した人物・アリスの謎、そして探偵の霞原の過去などが垣間見え、続きが気になって仕方がないです。
情景描写がリアルで、定番の展開が続くとはいえ犯人が最後までわからない緊迫感があり、読み進める手が止まりませんでした。
キャラクターも魅力的で、碧と霞原、雪柳先輩、そして海里や他の探偵たちの今後の関係性が気になります。続きを読むのがとても楽しみです!
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました!
ミステリー作家志望の女子大生である茨川碧は、ある日何者かに階段から突き落とされ、気付けばミステリーな展開が日常的に起きる別世界に転生してしまった。
天才小説家、彩嶌アリス(PN)。碧はアリスとして、病院で目覚めたのだった……。
ある日、ポストに届いた手紙。それはとある人物名義で送られてきた招待状だった。招待先は島。懇親会、怪しげな封筒。どう考えてもミステリーの予感……。
転生要素×ミステリー。そこにしゃべるぬいぐるみまで出てきて、カオスな展開。殺人事件は起こるわ探偵が現れるわで混線する中、アリスは真実を見つけられるのか。
ちょっぴり変わったミステリー小説ですが、なかなかに面白い要素が満載なのです。主人公のアリスの周囲に現れる登場人物たちも曲者揃いで。次に誰が狙われるのか、どうやって殺されたのか、誰が犯人なのか、毎回ハラハラしながら楽しませていただいております。
ミステリー好きだけでなく、誰でも楽しめるストーリーだと思います。オススメなのでぜひ!!
読みながら、なんだこの新しい作品は!と感動しました。
個人的(あくまで私見です)おすすめポイントは
ミステリーの作品を読んでいてよくある
「いやいや、そんなんめちゃくちゃ怪しいじゃん!」
と、思ってしまう状況の数々を、
この作品はそれを逆手に取り、
主人公が読者と同じタイミングで
「めちゃくちゃ怪しいじゃん」と感じてくれるところです。
なぜそんなことができるのかと言うと、転移したこの世界の「決まりごと」で、不可解な事件が至る所で発生する世界だから。
一見、はちゃめちゃにも思える設定ですが、ご安心を。作者さんの文章スキルが高いため、違和感なく受け入れることができます。
むしろ、その手があったか!とさえ思います。
縦軸の不可解な事件を楽しみつつ、所々にある「みるからに怪しい」にくすくすできる、新しくも上質な作品です。