富山を走る路面電車。冬のある日に乗ったものはいつもと違っていた――。ノスタルジックな気持になりながらも、感じる温度やにおい、独特のざらついた手触りに、きっと、凡人であれば見過ごして書き連ねる事に失敗するであろう空気のかたちまでをもとらえた細密な描写に息を呑みます。素敵な夢のような物語です。
もっと見る