概要
ふりむくと、草花ひろがる庭園の中に、妖精さんが立っていた。……たぶん。
いつの間にか隣にいた、真っ黒い服の女の子。
眼鏡がない ぼくの目には、妖精さんにしか見えなかった。
——でも、後になって気づいたんだよ。
あの日の “妖精さん” が、ぼくの人生に、何十年も効きつづけるおまじないをかけていたことに。
こちらは、芳岡 海 様主催の自主企画に参加させていただいた作品です。
お題は、
「まっしろの月だけが空にあるよく晴れた真昼、眼科のあるビルで花冠の作り方を教わったときの話をしてください。」
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