捨てられた姫君と皮肉屋の結界魔導士が最前線の酒場で迎える「死と隣り合わせの一夜」が魅力的です。姫君の弱さと闇魔導士の投げやりな態度が軽妙に絡み合い、緊張とユーモアが同居する語り口が心地よいです。結界崩壊の瞬間に解放される姫君の凶暴な力は鮮烈で物語の空気を一変させます。最終的に魔導士の腕の中で眠る姫君の姿が、戦場の混沌の中で奇妙な温かさを残す短編です。
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