概要
私を慰めてくれるのは、世界で一番優しくて醜い「私」だった。
突然の別れ。自責の念に沈む彼女を慰めたのは、無口なぬいぐるみだった。
だが、深夜のSNSが未練を黒い衝動へと反転させた時、その甘い肯定は恐ろしい囁きへと姿を変える。
一人の少女の心を描くダークな失恋劇。
だが、深夜のSNSが未練を黒い衝動へと反転させた時、その甘い肯定は恐ろしい囁きへと姿を変える。
一人の少女の心を描くダークな失恋劇。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!心を守るはずの優しさが、悪魔の囁きに変わるまで
失恋で傷ついた少女を、誰より近くで慰める一体のぬいぐるみ。
その声は、少女自身が心を守るために生み出した防衛本能です。最初は「君は悪くない」と涙に寄り添う優しい存在だったはずなのに、吸い込んだ未練や嫉妬によって、その言葉が少しずつ歪んでいきます。
友達に悪気がないことも、彼とのやり取りに深い意味がないことも、少女は頭では分かっている。それでも感情だけが納得できず、疑いたくない理性と、痛みをぶつけたい衝動の間で揺れる姿がとてもリアルでした。
誰かに傷つけられて悪魔になるのではなく、自分を守るための肯定が、やがて他人を傷つける毒へ変わっていく。
ぬいぐるみという優しい存在から語られるか…続きを読む