概要
……仲良ぅしたいだけなんよ。
十年ぶりに故郷の島へと帰ってきた江郷駿(えごう・しゅん)。
波の音、秘密基地、祖母の笑顔。
郷愁の中に紛れ込むものが一つだけあった。
『モモ』と名乗った少年。
祖母の手が、少年の頭を撫でる。
微笑ましい光景だった。
祖母が語る『モモ』との思い出。
子供の頃の駿との記憶。
──その全てが、駿の知らないものだった。
夏の暑さすらも恐怖に変わるボーイズラブホラー。
波の音、秘密基地、祖母の笑顔。
郷愁の中に紛れ込むものが一つだけあった。
『モモ』と名乗った少年。
祖母の手が、少年の頭を撫でる。
微笑ましい光景だった。
祖母が語る『モモ』との思い出。
子供の頃の駿との記憶。
──その全てが、駿の知らないものだった。
夏の暑さすらも恐怖に変わるボーイズラブホラー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!怖いのに、離れたくない――愛と恐怖が溶け合う『ぱらいそ』。
知らない少年に、懐かしそうに「おかえり」と告げられる。
それだけでも充分に恐ろしいはずなのに、本作の本当の怖さは、モモをいつまでも恐れてはいられないことにあります。
柔らかな笑顔。親しげな呼び声。触れる手の温もり。
初めは駿を怯えさせていたものが、読み進めるほど少しずつ意味を変え、やがて彼の傷ついた心を包む安らぎにもなっていく。
けれど、モモの優しさは決して安全ではありません。
駿を苦しめるものから守ろうとする愛情と、駿を自分のもとへ留めようとする危うい執着。その二つが分かち難く絡み合っているからこそ、怖いのに、もっとモモを知りたくなってしまいます。
そして、読み進めるうちに気づ…続きを読む