概要
描いてね、君の匂いの私を
2012年に書いた短編です
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- ★★★ Excellent!!!匂いが繋ぐものは――
絵には、色がある。
形がある。
では――匂いまであったなら?
絵の具に香水を一滴。
そんな小さな「おまじない」から始まる物語です。
この発想だけでも素敵なのですが、読み進めるほどに、その香りが単なる演出ではないことに気づかされます。
目に見える絵と、目には見えない匂い。
その二つが重なったとき、そこには、長い時間をともに歩んできた二人だけの世界が広がります。
派手な出来事が起こるわけではありません。
それでも、短い物語の中に込められた想いは驚くほど濃く、読み終えたあとまで、
ふわりと、香水の残り香のように心に漂います。
なぜ彼は、絵の具に香水を混ぜるのか。
そして――そ…続きを読む