概要
欠航なのに、184食は毎朝空になって戻る
地盤沈下で閉鎖された地方国際空港。十四年間、一機も飛んでいない。
それでも毎晩、欠航した便の機内食を指定温度まで温め直し、無人の搭乗橋へ運ぶ仕事がある。翌朝、トレーはすべて空になって返ってくる。
一食でも不足すれば、その座席の乗客がターミナルに残る。
温度を一度でも間違えれば、厨房へ、あるいは空港の外へ向かう。
特別食を別の席に置けば、二人の名前と立場が入れ替わる。
「この席は空いていますか」と聞かれ、答えた者は、その席に座らされる。
それでも毎晩、欠航した便の機内食を指定温度まで温め直し、無人の搭乗橋へ運ぶ仕事がある。翌朝、トレーはすべて空になって返ってくる。
一食でも不足すれば、その座席の乗客がターミナルに残る。
温度を一度でも間違えれば、厨房へ、あるいは空港の外へ向かう。
特別食を別の席に置けば、二人の名前と立場が入れ替わる。
「この席は空いていますか」と聞かれ、答えた者は、その席に座らされる。
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