鏡の中の「私」に、ずっと自分を責め続けてきた声が入り込んでいくのが怖かったです。「死ねば良いのに」が重なるたび、本人の心なのか、鏡の向こうの何かなのか分からなくなっていく。最後には苦しみから抜け出したように見えるのに、その明るさがかえって不気味でした。「私が私だから」と言い切る姿が、もう元の彼女ではない気がして、読み終えてから鏡を見るのをためらいました。冒頭の声も、自分へ向けられていた気がします。
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