概要
後宮に鬼が出た。史書官が記したのは、真実ではなかった。
夏国後宮に、鬼が出た。
青白い鬼火、夜ごと響く悲鳴。
怯える女官たちを前に、女官長補佐の桂瑶は、史書官庁へ調査を依頼する。
だが現れた史書官・宝樹は、怠け者で口の悪い、後宮嫌いの問題児。
桂瑶はやきもきしながらも、彼を調査に駆り立てる。
やがて宝樹は、証言に潜む小さな矛盾に気づく。
月が見えないはずの庭で、最初の目撃者は確かに言った。
――「高い月を見た」と。
しかし、彼らが調査に向かった矢先、目撃者の女は血染めの部屋だけを残し、消えてしまう。
鬼の正体を追ううちに、やがて浮かび上がるのは、決して報われない想い。
真実を知った宝樹は、何を記録に残すのか。
これは、後宮の闇に葬られた“本当の記録”。
青白い鬼火、夜ごと響く悲鳴。
怯える女官たちを前に、女官長補佐の桂瑶は、史書官庁へ調査を依頼する。
だが現れた史書官・宝樹は、怠け者で口の悪い、後宮嫌いの問題児。
桂瑶はやきもきしながらも、彼を調査に駆り立てる。
やがて宝樹は、証言に潜む小さな矛盾に気づく。
月が見えないはずの庭で、最初の目撃者は確かに言った。
――「高い月を見た」と。
しかし、彼らが調査に向かった矢先、目撃者の女は血染めの部屋だけを残し、消えてしまう。
鬼の正体を追ううちに、やがて浮かび上がるのは、決して報われない想い。
真実を知った宝樹は、何を記録に残すのか。
これは、後宮の闇に葬られた“本当の記録”。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!その後宮に蠢く謎を――
むかしの中国のような世界に、皇帝がいて、後宮があって……そしてそこには謎がありました。
鬼が出たと言って騒ぎがあって、行って見ると部屋は血染めになっていて、何もいない。
ある妃の部屋から愛犬が、ある時忽然とその姿を消してしまう。
……そのような謎です。
(今のところ)殺人こそ起きていませんが、蠢く謎は、人の心の裏側を巧みに刺激し、後宮という閉じた世界に生きる人たちに動揺を与えます。
その謎に取り組むのが、後宮の外側にいる史官・宝樹。
後宮の内側にる女官長補佐・桂遥をパディとして、謎に挑みます。
それぞれの謎を、思考し、探り、調べて解く手腕はなかなかのものです。
そうして謎を解いていくわけ…続きを読む