大学生の「秘密基地」というワクワクするシチュエーションから一転、通話のみで状況が進行していく緊迫感が素晴らしい作品です。後輩のA、その彼女のB子が順番に怪異の犠牲になっていく「現在進行形の恐怖」だけでなく、事件後の警察の捜査、そしてラストの「すでに手遅れだった」という絶望的なオチへの繋がり方が実に美しく、鳥肌が立ちました。
淡々と会話文が続く形式が、恐怖を引き立たせられます。衝撃的な展開からの、これで終わりかと思いきやのあの展開は、背筋がゾッとしました。緩急のつけ方が上手い、この夏に読みたい作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(107文字)
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