父を亡くした少年は、極寒のウシュアイア港で「男ならアカプルコを目指せ」という父の言葉だけを支えに生きていた。弱さと決意を抱えながら「男ならアカプルコを目指せ」という言葉を胸に歩き出す少年。荒れ狂う海と少年の内面が重なり、救いの手を差し伸べる男との出会いが、少年の運命を静かに動かしていく。丁寧で情感豊かな筆致が印象的です。
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