確りと筋立てされたホラー短編集と言える。 友達と忍び込んだ夜の旧校舎で見たモノ…アンティーク家具の仕入れ先の異国で出会った美しくも執念深い女…未来の出来事が淡々と書かれている本…祖母の家で見つけた美しい指…。 どれも恐ろしくも懐かしく悍ましく甘美な怪異譚。こういう譚は本になると良いと熟く思う。何故ならば、頁を捲る指が恐ろしさと期待とで戦慄くから。不思議な話だけでは決して終わらない恐ろしく素晴らしい怪談集。
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