とても読みやすく、分かりやすく。短い物語なのに自然と物語に引き込まれる感覚が心地よかったです。
古い人間なので、ピエロというと さだまさしのこの曲を歌ってしまいます。ピエロは道化師と言いますが、同時にもの悲しさを感じる方も少なくないでしょう。特にカクヨムで小説書くような感受性を持つ方なら、わかるはず。片目から大きな涙を流してるピエロ、見たことないですか。これはそんな道化師の悲しい物語。作者の着目が素晴らしく、その着想をしっかりと伝える筆致が冴えていて、ただただ惹きこまれます。そして、静かな余韻を残すラスト。きっと忘れられない一遍になるでしょう。あ、泣かないで。♪ 笑ってよ~。
人を笑顔にする人ほど、涙を隠しているのかもしれない。一人のピエロが紡ぐ、切なくも温かな物語。最後の一ページを閉じたあと、そのタイトルの意味がそっと心に残ります。
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