紺碧の空、若き血燃ゆる

船越麻央

伝統の一戦!

 球場の空は晴れ渡っている。

 

 七回表。大応援団がいま立ち上がった。


 静まり返る球場。相手チームの応援席も沈黙した。


 テレビ中継のアナウンサーも黙る。


 テレビの画面がグっと引く。


「~だいがぁぁ~く、校歌ぁぁぁぁぁ~」


 応援団長のよく通る声。


 吹奏楽部の演奏が始まった。


 先攻チームの大学校歌が球場を揺るがす。


 そして七回の表が終了。


 七回裏。今度は後攻チームの大応援団が立ち上がった。


 「~だいがぁぁ~く、校歌ぁぁぁぁぁ~」


 エールの交換が終わり、七回表裏の攻防終了。


 大学リーグ伝統の一戦。


 この場所で多くの名場面を作り出してきた。


 今日の試合、どちらも譲らぬ接戦である。


 一点を争い終盤戦を迎えた。



「どっちを勝たせようかなあ~」


 勝利の女神はポップコーンを食べながらの~んびりと観戦していた……。


 了


 

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紺碧の空、若き血燃ゆる 船越麻央 @funakoshimao

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