概要
転生だか転移だか知らないけど、君を地獄から救い出す為なら何でもする――
児玉昌弘は、階段から落ちて頭を打ち、気がつけばAIに書かせていた小説「ルージュリオン王国戦記」のキャラクターで、フォコン領の領主の次男、アルベールになっていた。
小説のとおりなら、二ヶ月後には隣の領主の一族がフォコンの城に攻めこんでくる。
何とかして城と侍女のリュシーを守ろうとするアルベール(昌弘)だが――。
ふたろ・なち様の自主企画「三題噺『雨』『AI』『家族』」への参加作品です。
直接的なものではなく、展開上必要と思って書いたものですが、性暴力の表現があります。苦手な方はどうかご注意くださいませ。
小説のとおりなら、二ヶ月後には隣の領主の一族がフォコンの城に攻めこんでくる。
何とかして城と侍女のリュシーを守ろうとするアルベール(昌弘)だが――。
ふたろ・なち様の自主企画「三題噺『雨』『AI』『家族』」への参加作品です。
直接的なものではなく、展開上必要と思って書いたものですが、性暴力の表現があります。苦手な方はどうかご注意くださいませ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!作者の責任
転落事故で意識不明になった主人公・昌弘。
彼が目を覚ましたのは、自身がAIと共著した物語「ルージュリオン王国戦記」の世界だった。
ジャンルは、彼の愛してやまない異世界ファンタジー。
自分で作った話だからこそ、先の展開も熟知している。
領地の人々がこれから辿るはずの運命は、あまりに過酷なものだった。
昌弘(転生先では領主の次男アルベール)は、その運命を変えようと立ち上がる。
作者としての責任感か、キャラクターたちへの愛情か。きっとその両方だろう。
けれど、本作はそう簡単に事を進ませてはくれない。
その苦悩や不安や気づきが物語に厚みをもたせ、人間くさいドラマを堪能させてくれる。
あっという…続きを読む - ★★★ Excellent!!!都合のいい英雄なんて現れない。そこはしっかりと血の通う、切実な世界
この世界はもう作り物ではない。だからこそ、そこにある「痛み」も「悲しみ」も、都合よくは消えてなくなるものではない。
主人公が迷い込んだ場所は、彼がAIの協力を経て書き上げたファンタジー小説の中だった。
そこに出てくる貴族になっていた彼は、自分を慕うリュシーたちのことを大切に思う。
だが、彼が「フィクション」の中の彼女たちに与えた運命は、とても過酷なものだっが……。
異世界転移・転生ストーリーのお約束のように、どうにか「原作知識」を使って状況を良くしようとする彼だったが、たとえかつては「物語を作った神」のような存在だったとしても、その一員に過ぎなくなった彼は万能と呼べる力なそ備…続きを読む