概要
しかし転移したのは光るネオン、降りしきる酸性雨、都市が企業によって統治されている世界だった。
その中で言語を魔術で覚えるために多額の借金を背負ったシオンは、一年間底辺労働者として働いた果てに、旧文明の遺宝、スキル『魔術機関』を手に入れる。
魔術機関の能力は魔術の模倣、保存、複製、改造。 全ての技術に魔術が応用されている世界の中で、シオンのスキルはまさに規格外だった。
力が全ての都市の中で、シオンは魔術を銃を頼りにギャング、傭兵団、ギルドを次々と倒し、都市の中でその名を知らない人間が誰もいないほど広めていく。
やがてシオンは自分だけの企業(ギルド)を作り上げ、都市の中でも最強へと成り上がる。
※『マジックパンク〜転移先のスラムで底辺冒険者をしていたら
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!サイバー&マジック
タイトルは「マジックパンク」ですが、読後の手触りとしては「サイバー×マジック」の魅力が際立つ作品です。スラムの異端児がユニークなアイテムを手に入れたことで運命が大きく動き出す、王道にして引き込まれるストーリー展開が魅力です。
序盤に見られた「ノワール調(裏社会物)」や「認識のズレ」を主軸とする構成から、物語が進むにつれて「ハードボイルド風×王道」へと巧みにシフトチェンジしています。この方向転換が作者の本来の作風と見事に合致しており、作品の魅力をさらに引き出す英断だと感じました。
特に戦闘シーンの構成力が秀逸です。適量な伏線が効果的に機能しており、非常にダイナミックで読み応えのある描写に仕上…続きを読む - ★★★ Excellent!!!本人より先に、噂の中の怪物が強くなっていく
銃と魔術が同居する世界観も魅力的ですが、特に面白かったのは主人公シオンの「強くなり方」です。
手に入れた能力でいきなり全てを圧倒するのではなく、術式を解析し、余計な部分を削り、組み合わせ、自分なりの戦い方へ変えていく。
そしてさらに面白いのが、力そのものだけでなく「相手にどう見えるか」まで武器にしているところ。
本人は生き延びるために必死で手札を切っているだけなのに、情報を与えないことで周囲が勝手に正体を想像し、いつの間にか「絶対に手を出してはいけない危険人物」が出来上がっていく。
この本人と周囲の認識のズレがとても気持ちいい。
荒んだ世界で合理的に生きながらも、完全には捨てきれな…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ナイトレイブンに手を出すな。サイバーパンクに飽きたら読んでほしい
サイバーパンク2077より、どちらかといえばシャドウランに近い銃と機械と魔法が組み合わさった世界。
偶然手に入れたアイテムを奪われるよりはと自分で使った結果手に入れたのは魔法の構造を理解する力。
それを組み合わせ、上手く改造し、使いこなすことで彼は頭角を現していく。
ギルドが、ギャングが、彼の行動を注目していく。
そして、ついには名前は裏社会に広まった。
ナイトレイブンに手を出すな。と。
そんな、液体窒素並みにクールな謀略戦の駆け引きと火傷しそうなホットなバトル。その二つが楽しめる作品だから興味を持ったら読んでほしい。
【レビューコンテスト応募】