タイトルを見て最初死者が見える系かと思ってあまり興味が湧かなかったが、読んでみたらすごかった。
死者が見えるのは才能の裏付けでしかなく話は少年が役者として活躍する姿を描いていく。
霊になって残る死者の事はあまり詳しく描かれないのでホラーという感じでは無く怖い話ではない。
主人公の演技の描写がとにかく上手い。存在感だけで周りが恐怖したり、ふとした笑顔ではっとさせられたりするのが文字を読むだけで頭の中に映像で描写される。物凄い存在感と才能のある役者を文字で書けば読んだ人それぞれの頭の中で最高の役者が想像されるけれど、実写映像化しようとすれば、誰もが才能を感じる天才子役とそれに感化されて凄い演技をする相手俳優を次々に登場させなければならないので現実には不可能だろう。文字だからこそ読んだ人全員に凄い演技という表現を納得させられる。
こんな凄い物語を文字で読ませてくれてありがとう。