概要
苦すぎるSF小説の台詞が、君と話す時だけ、甘く溶けていく。
通学路の駅で、水曜日と金曜日にだけ見かける「彼女」。「私」は、バッグすら重たそうに持つ儚げな彼女に、人知れず淡い憧れを抱いていた。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!駅のホームで週に二回だけ会う彼女。儚くも甘い、片想いショート!
水曜日と金曜日の駅のホーム。主人公が密かに見つめるのは、腕に掛けた小さなバッグすら重たそうに見える、華奢で儚げな見知らぬ女性でした。
リップクリームを拾ってあげたことをきっかけに、目が合えば軽く会釈をしてくれるようになった二人の、もどかしくも絶妙な距離感に胸が締め付けられます!
「シロップを掛けられて少しずつ溶けていくかき氷のように涼やかに消えゆく声」といった、彼女の美しさや繊細さを表現する描写がとても魅力的です。水色のスマホに付けたクマのぬいぐるみを見つめる彼女を、ただこっそり見つめるだけの主人公。
しかし、タイトルの『シルバーストリークには甘過ぎる』や、「もう神経系がウェル…続きを読む