水曜日と金曜日の駅のホーム。主人公が密かに見つめるのは、腕に掛けた小さなバッグすら重たそうに見える、華奢で儚げな見知らぬ女性でした。
リップクリームを拾ってあげたことをきっかけに、目が合えば軽く会釈をしてくれるようになった二人の、もどかしくも絶妙な距離感に胸が締め付けられます!
「シロップを掛けられて少しずつ溶けていくかき氷のように涼やかに消えゆく声」といった、彼女の美しさや繊細さを表現する描写がとても魅力的です。水色のスマホに付けたクマのぬいぐるみを見つめる彼女を、ただこっそり見つめるだけの主人公。
しかし、タイトルの『シルバーストリークには甘過ぎる』や、「もう神経系がウェルダン」という独特なタグが意味するものとは……?
駅のホームというありふれた日常から始まる、甘くて少し不思議なショートストーリーを楽しみたい方におすすめの作品です!