概要
名前をつけるほどの関係じゃなかった。
高校の中庭で出会った、同い年の門脇と咲月。
会話は多かった。けれど、特別な関係ではなかった。
教科書を貸し借りし、電話でくだらない言い合いをして、
たまに同じ場所にいただけの時間。
周囲は勝手に名前をつけた。
恋人だとか、どっちが本命だとか。
けれどそれはどれも違っていて、
結局、二人の間には何もなかった。
ただ、その瞬間に必要だっただけの関係。
気付けば、十年が経っていた。
会話は多かった。けれど、特別な関係ではなかった。
教科書を貸し借りし、電話でくだらない言い合いをして、
たまに同じ場所にいただけの時間。
周囲は勝手に名前をつけた。
恋人だとか、どっちが本命だとか。
けれどそれはどれも違っていて、
結局、二人の間には何もなかった。
ただ、その瞬間に必要だっただけの関係。
気付けば、十年が経っていた。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「よっしー、久々に思い出したよ……」珠玉の短編です!
まるで、最高のロックの歌詞のような作品です。
書いたのはアヴリル・ラビーンじゃないのか?
作品全体がリズミカルで爽やかな余韻が残ります。
冒頭の現在の描写から記憶をたどる構成、まずそこが素晴らしい。
ややアウトローな咲月とよっしーこと門脇は、ひょんなことから意気投合します。
何気ない会話は粋な青春を切り抜いたもので、聞いていて思わずニコリとさせられます。咲月の鋭い心の声の前では先生たちも同級生たちも色あせて見えます。
とにかく文章が読みやすくて、場面や咲月の心情がすんなりと頭に浮かぶのです。
切れのいいラスト/構成が気持ちのいい読後感を与えてくれます。一気に読みたくなる展開でした。久々…続きを読む