カットアップでありながら、珍しく温度のある作品です。「今までとは違った言葉を選ぶ」という著者の宣言通り、雨、小鳥の様な唇、丘詩的で柔らかいイメージが連なります。「始まりの始まり」から「おやすみのキス」へと至る13話の構成が美しく、さよならと出発が同じ場所に重なる感覚が残ります。瀬尾さんのCAT UP作品の中では、最も間口が広く、最初に読む一作としてもお勧めです。
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