概要
その本の謎は、解いた瞬間に開く。
古書店「槇原書林」で働く槇原御言《まきはら みこと》は、稀覯本、アンティーク製本の発掘・売買を生業としている祖母の後を継いだ「本の探偵」である。
彼のもとに、持ち主を死へ追いやった奇妙な魔導書が持ち込まれる。
六枚の版画、国内外に残る異常事案、遠い異国の製本所。
謎を追うほど、真実は近づく。
けれど、その本は――解き明かしてはならないのかもしれない。
彼のもとに、持ち主を死へ追いやった奇妙な魔導書が持ち込まれる。
六枚の版画、国内外に残る異常事案、遠い異国の製本所。
謎を追うほど、真実は近づく。
けれど、その本は――解き明かしてはならないのかもしれない。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!~ 呪われた本という題材を、職人の目線で語る巧さ ~
冒頭の「鏡を怖がるようになる」という描写の積み重ねが静かに不穏で、版画の中の自分という気づきから三日間でどこまで追い詰められるかが丁寧に描かれていました。
舞台が変わってからの槇原のキャラクターも魅力的です。「読まれた傷」と「隠された傷」を見分けるという職人的な観察眼が、ミステリーとしての説得力を支えていて、古書の鑑定描写一つひとつに専門性を感じます。汐との軽い掛け合いが、不穏な依頼の予感との緩急になっていて読みやすいです。
全3話というコンパクトな尺で、「アル・アジフ」という呪われた書物の謎にどう踏み込んでいくのか、続きが気になる導入でした。