概要
憧れの大学生活は、あやかしを論破するフィールドワークだった
東京の片隅で「タヌキらしきもの」を見た――
そのささやかな違和感から、すべては始まった。
大学一年の安田志朗は、民俗学研究部に入部し、
食いしん坊で騒がしい武市と、気だるげで知的な美少女・宮前まいこと出会う。
言葉のズレ、記憶の曖昧さ、都市伝説。
「見たものは本当に正しいのか?」という問いは、やがて三人を
神奈川の心霊スポット――月形ダムへと導く。
フィールドワークと称した夜のドライブ。
ダムに沈んだ集落、語られる噂、そして見えてしまうもの。
それは脳のエラーか、それとも――。
恐怖と違和感に飲み込まれながらも、三人は無事に日常へ帰還する。
だがその帰り道、志朗は気づいてしまう。
自分自身が、すでに「都市伝説の一部」になりかけていることに。
これは、見えるものと見えないもののあ
そのささやかな違和感から、すべては始まった。
大学一年の安田志朗は、民俗学研究部に入部し、
食いしん坊で騒がしい武市と、気だるげで知的な美少女・宮前まいこと出会う。
言葉のズレ、記憶の曖昧さ、都市伝説。
「見たものは本当に正しいのか?」という問いは、やがて三人を
神奈川の心霊スポット――月形ダムへと導く。
フィールドワークと称した夜のドライブ。
ダムに沈んだ集落、語られる噂、そして見えてしまうもの。
それは脳のエラーか、それとも――。
恐怖と違和感に飲み込まれながらも、三人は無事に日常へ帰還する。
だがその帰り道、志朗は気づいてしまう。
自分自身が、すでに「都市伝説の一部」になりかけていることに。
これは、見えるものと見えないもののあ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!綺麗な先輩と、民俗学を考える……
人間とは不思議な生き物だ。必要もないのに色々な事をしてしまう変な習性を持っているからだ。わざわざ命を落としてしまうかもしれない山に登って達成感を得たり、腹が膨れる訳でもないのに空を見上げて星を調べたり。そして、単位がいる訳でもないのに、心霊スポットへ実地調査したり。
本作は、タイトルにあるどおりの民俗学の話だ。休日に、美人な先輩と心霊スポットのダムへとデートに出かける。ああでもないこうでもないと、意見を戦わせたり一緒に飯を食ったり。決して、人生に必須な訳でもない。調べて、金がもらえる訳でもない。それでも、主人公達は調べた。ただ、知りたいだけで。
こういう無駄こそ、人間の証明なのだろう。…続きを読む