人間とは不思議な生き物だ。必要もないのに色々な事をしてしまう変な習性を持っているからだ。わざわざ命を落としてしまうかもしれない山に登って達成感を得たり、腹が膨れる訳でもないのに空を見上げて星を調べたり。そして、単位がいる訳でもないのに、心霊スポットへ実地調査したり。
本作は、タイトルにあるどおりの民俗学の話だ。休日に、美人な先輩と心霊スポットのダムへとデートに出かける。ああでもないこうでもないと、意見を戦わせたり一緒に飯を食ったり。決して、人生に必須な訳でもない。調べて、金がもらえる訳でもない。それでも、主人公達は調べた。ただ、知りたいだけで。
こういう無駄こそ、人間の証明なのだろう。無駄を楽しめるからこそ、人間はここまでこれたのかもしれない。