「幽霊」でも「人」でも、仮にどちらだったとしてもかなりゾッとしました。自分1人の空間に、歓迎していない客が居る。インターホンという生活に身近だからこそ、感じる恐怖が色濃く、読後に不気味な余韻を残していると思います。
いたはずの人物の記録だけが消えている――録画を消せる者が誰か――という点に推理をめぐらせると恐怖の向きが反転してきます。さらに、さんまさんみたいな実話調が作品に妙な現実味を与えている。軽い語り口なのに、聴覚にによって、読者の想像が自然と背後へ向いてしまう。短いながら、怪異の見せ方を一段深くずらした掌編怪談でした。
自宅というのは、安心できる場所であってほしいもの。だが本作では、恐ろしいものが自宅に来てしまう……?インターホンに記録された「奇妙な」来訪者は、一体何者なのか。前半で油断していると、後半の展開には耐えられないかも!?サクッと読めて、ゾクッとするホラー。記録から消えても、あなたの記憶からは消えない……?
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