概要
開拓惑星で暮らす魔王の末裔の少女のもとに犬が迷い込んできた
ゴート宙区の辺境、惑星ベッフェルベリで静かに暮らす十九歳のミレニティ・ユング。公にされてはいないが、彼女は鍵の三勇士『鋼の魔王』ジェイル・ユングの孫であった。
レンタルアームドスキンショップを営む傍ら、公正中立で優秀なパイロットであるミレニティを現地の人々は出自を知らぬままジャッジとして敬う。惑星開拓黎明期に多大な貢献をした男の孫であることも彼女に意見を求める素因である。そして、大きなバックを抱えていると薄々気づいている点も。
そんなミレニティのところへ居場所を失った迷い犬が転がり込んできたときから運命の歯車が動きはじめてしまう。
リアルロボットSFストーリー、再びかの地での第十三弾。
レンタルアームドスキンショップを営む傍ら、公正中立で優秀なパイロットであるミレニティを現地の人々は出自を知らぬままジャッジとして敬う。惑星開拓黎明期に多大な貢献をした男の孫であることも彼女に意見を求める素因である。そして、大きなバックを抱えていると薄々気づいている点も。
そんなミレニティのところへ居場所を失った迷い犬が転がり込んできたときから運命の歯車が動きはじめてしまう。
リアルロボットSFストーリー、再びかの地での第十三弾。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!祖父譲りの仲裁者が蹴った相手はまさかの犬という驚き
「迷い犬(1)」を読んで、まず開拓惑星ベッフェルベリという舞台の解像度の高さに惹き込まれた。小惑星資源採掘で生計を立てる荒くれ者たちの気質、アームドスキンやフィットスキンといった装備の説明が自然に物語へ溶け込んでいて、シリーズ13作目という積み重ねを感じさせる密度がある。祖父ジェイルの背中を追いながらも自分の役割に迷うミレニティの内面描写が丁寧で、仲裁者ジャッジとして頼られながらもどこか居場所を掴みきれていない微妙な心情がよく伝わってくる。そして喧嘩の仲裁に飛び込んだ彼女の蹴りを受け止めたのが人間ではなく犬だったという結末の切れ味が見事だ。この「犬」が何者なのか、続きが気になって仕方ない。