概要
料理しかできない。それだけで、止まっていた世界が動き始めた。
気がついたら、見知らぬ森の中にいた。給食センターで働く五十代の女性・美和子は、気がつけば見知らぬ世界にいた。チートなし、スキルなし、魔法も使えない。あるのは長年の料理の経験と、なぜか「わかってしまう」感覚だけ。流れ着いた辺境の村で料理人として働き始めた美和子は、ただ毎日料理をする。それだけなのに、なぜか人が変わる。なぜか村が変わる。彼女の苗字は、この世界では言えない。書けない。その理由を、美和子はまだ知らない。そして彼女は知らない——給食センターのおばさんの登場が、止まっていた世界を動かし始めていることを。
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