全く価値観の異なる二人の会話がどうなるのか期待をして読んだ。赤間のウザさの表現も一辺倒ではなく、彼に惹かれたり、彼を揶揄ったりと周りの反応がそれぞれなのも芸が細かい。思春期特有の人間関係の流動性に好感がもてた。赤間の返答はかなり大人びたものだが、何でも主体的に関わり、人に向き合った結果、お笑い芸人を目指すという目標につながったのだろう。赤間の経験と人物像の連動が上手くいっているので、セリフで多くを語らなくても、主人公や読者に伝わるものがある。青春の1ページが丁寧に書かれた良作。
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