概要
〈あらすじ〉
巨大な聖樹から王族が生まれる樹海国家アル・タウル。
十六人の王子・王女は、最後の一人になるまで殺し合う『血の巡礼』によって次の王を決める。
双子果から生まれた王女・ンは、胎内で双子の兄・アに全ての力を吸い取られた最弱の存在だった。空洞の骨、鳥のように軽い身体——「空っぽの器」と蔑まれながらも、ンは類稀な知性と観察眼で生き延びる道を探る。
十五歳の誕生日、守護獣の儀式でンの前に現れたのは、巨獣でも魔物でもなく、十歳にも満たない童女の姿をした聖剣・シルムだった。尊大で食いしん坊、しかし死の気配を纏うこの少女との出会いが、ンの運命を変えていく。
血の巡礼が始まり、兄弟たちは次々と命を散らしていく。
ンを鍛えてくれた優しい兄・ギを、ンは自らの手で射抜く。陽気な兄弟エ
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