概要
「なごん」から「なぎこ」へ、本名を明かす夜
「清少納言」は官職の名。
「なごん」は、世の人が呼びやすいように丸めた響き。
けれどその奥には、清原の娘としての、ほんまの名があった。
宮中の夜、ちひろに向かって初めて明かされる「なぎこ」という名。
それは、ただの呼び名の変更ではなく、役目や噂や借りものの名を脱ぎ捨て、ほんまの自分を手渡す、小さくも決定的な夜だった。
和泉式部が見守るなか、名ばかりの結婚、官職名に隠された違和、そして“観てもらったときにしか分からへん”ほんまの名のありかが、静かに語られてゆく。
やがてそれは、清原の娘・なぎこと、紀の流れをひくちひろとの、千年越しの恋のはじまりにもつながっていく
「なごん」は、世の人が呼びやすいように丸めた響き。
けれどその奥には、清原の娘としての、ほんまの名があった。
宮中の夜、ちひろに向かって初めて明かされる「なぎこ」という名。
それは、ただの呼び名の変更ではなく、役目や噂や借りものの名を脱ぎ捨て、ほんまの自分を手渡す、小さくも決定的な夜だった。
和泉式部が見守るなか、名ばかりの結婚、官職名に隠された違和、そして“観てもらったときにしか分からへん”ほんまの名のありかが、静かに語られてゆく。
やがてそれは、清原の娘・なぎこと、紀の流れをひくちひろとの、千年越しの恋のはじまりにもつながっていく