概要
「消えたくない!」その願いが、私を消した。
「歌はいいのに顔が……」
心ない言葉に削られ続けた元・地下アイドルの茉理(まり)は、
“声”で愛される場所を求めてVTuber『天音(あまね)みゅう』になった。
だが、ようやく掴んだ居場所だったのに、周年配信を目前にして喉を壊し、声を失ってしまう。
休止を覚悟した彼女に、恋人であり運営担当の玲也(りょうや)は告げる。
過去の録音と、よく似た声の代役がいれば、配信は続けられる、と。
それは茉理を守り、ファンを失望させず、『天音みゅう』を消さないための延命措置だった。
けれど視聴者が愛し始めたのは、傷つき迷う本人ではなく、いつでも可愛く、都合よく応えてくれる理想の“声”。
本人が黙るほど配信はうまく回り、茉理の意思よりも、録音と代役の声のほうが歓迎されていく。
「消えたくない」と願った先で
心ない言葉に削られ続けた元・地下アイドルの茉理(まり)は、
“声”で愛される場所を求めてVTuber『天音(あまね)みゅう』になった。
だが、ようやく掴んだ居場所だったのに、周年配信を目前にして喉を壊し、声を失ってしまう。
休止を覚悟した彼女に、恋人であり運営担当の玲也(りょうや)は告げる。
過去の録音と、よく似た声の代役がいれば、配信は続けられる、と。
それは茉理を守り、ファンを失望させず、『天音みゅう』を消さないための延命措置だった。
けれど視聴者が愛し始めたのは、傷つき迷う本人ではなく、いつでも可愛く、都合よく応えてくれる理想の“声”。
本人が黙るほど配信はうまく回り、茉理の意思よりも、録音と代役の声のほうが歓迎されていく。
「消えたくない」と願った先で
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