魅了される文章で引き込まれました。特に描写が素晴らしかったです。
自分はいつか老いて醜くなってゆくのに、標本箱のなかの純白のその姿は、あまりに美しく。絶望か、希望か。死へと近づくその手首に、美しき生き物はその口吻を伸ばして。いくら吸うても、その姿は赤に染まらず、美しいまま。幻視だったのか、美しくも残酷なうつつだったのか。彼女は今日も、その純白に憧れる。
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