認知症の母を介護する千鶴は、箪笥の奥から古い日記帳を発見する。何気ない平和な日常がつづられていたが、ノートの最後に不穏な記述を見つけてしまう。40年前には何があったのか?物静かな語り口で丁寧に真相に迫っていく物語です。手荒れや空焚きの匂い、そして水の音。そこかしこに散りばめられた巧みな心象描写に惹き込まれました。
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