概要
オフィーリアが目覚めたのは、『時』が存在しない、精霊王の国。
美しくも優しい精霊王オベロンのもとで、自分が去った後の王国のその後を知ったオフィーリア。
愛したフロリアンは王国の生命線であるセイル川が枯れる危機に際し、結局何の手段を取ることもできずに、悲しい最期を遂げていた。
そんなフロリアンは国王イアンとして転生を果たした。
王国の危機は続いている。
オフィーリアは自分を裏切ったフロリアン(イアン)との再会を乗り越え、母国のために働くことを決意した。
精霊王オベロンの加護を得て、孤児フィオリーナとして転生したオフィーリア。
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- ★★★ Excellent!!!精霊の愛し子の未来は――
精霊王オベロンの加護を受けるフロランド王国。そこには精霊の愛し子と呼ばれるオフィーリアがいた。
オフィーリアは王太子フロリアンに想いを寄せていたが、雨が10ヶ月も降らないことで、本当に精霊の愛し子なのか、と国中から疑心の目で見られていた。
彼女が祈っていたセイル川は、確実に太さを増していたというのに――。
ある日事件は起こり、オフィーリアは濁流にのまれてしまう。
しかしたどり着いた先は、精霊王オベロンの国。彼女は正しく「精霊王の愛し子」だったのだ。
物語は2部構成になっています。
オフィーリアとフロリアン
フィオーリナとイアン
オフィーリアとフロリアンは転生して再び巡り合います。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!文学の香りと、悠久で幻想的な雰囲気を持つファンタジック・ラブストーリー
悠久の時を越えて、再び……。
それこそまさに「宿命」や「運命」という言葉を強く感じさせられます。
主人公のオフィーリアは「精霊王の愛し子」とされ、その土地に「水の恵み」をもたらすものと期待されていた。
オフィーリアは王太子であるフロリアンに想いを寄せていたが、必死に祈っても雨を降らせられないために息苦しさを感じていた。
そんな中で、オフィーリアは突如濁流に呑まれ、この世から消えることになる。
その先で目にしたものは……。
オフィーリアと言えば、シェイクスピアの『ハムレット』に登場する悲劇のヒロインの名前。最後は水死したことで知られ、ミレーの絵画でも描かれていることで有名で…続きを読む - ★★★ Excellent!!!人間心理の本質とファンタジーの醍醐味が融合した快作
最終話までのレビューです。
舞台は精霊王オベロンの祝福に守られたフローランド王国。そこに生きる王太子フロリアンと精霊の愛し子と称される少女オフィーリアにまつわる転生と愛のファンタジーです。
精霊王の加護を受けている王国フローランド。しかし、ここ十ヶ月にわたり雨は降らず、生命線となるセイル川は枯れゆき、王国は水渇問題に悩んでいました。
国民の不安は高まりつつあるのに、加護の力に頼りすぎた王国はこの境地を自らの政策で打開しようとしません。精霊たちがなんとかしてくれる、今回だって――人間心理の本質が窺える描写は読み応えがあり味わい深いというものです。
精霊王の加護――命の雨をもたらすその恵みに…続きを読む