概要
言えぬ恋 その手に代えて 汚せども 『幸せだった』と 君は溶けゆく
三年前、大学生の瑛大は幼なじみの汐梨を事故で失った。帰り道、外れたトラックのタイヤから彼女を守ろうとして突き飛ばした結果、汐梨は命を落としたのだ。自責と後悔に囚われた瑛大は、事故の原因が整備不良だったことを知り、怒りのまま責任者を殺してしまう。それでも心は救われない。そんなある日、瑛大は「夜明け前に鳥居をくぐると死者に会える」という噂を聞く。半信半疑で神社を訪れた瑛大は、鳥居の向こうで汐梨と再会する。限られた時間の中で二人は互いの想いを伝え合い、やがて夜明けとともに汐梨は消えていく。瑛大は彼女の記憶を抱いたまま、生きていくことを決意する。
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